パタヤでロングステイ – 賃貸コンドミニアムの探し方
普段は物件情報を提供させて頂く側の立場におりますが、今回は自分自身が物件を探す際、具体的にどう進めて行くのか、またその折の留意点等を交えた内容にしております。
少しでも参考にして頂けましたら幸いです。
なお、賃貸物件の対象としてアパート、コンドミニアム、一軒家が考えられますが、今回は一般的なコンド1年契約物件を対象としております。
・予算を決める – ネットで大まかな相場を把握する
・好みのエリア/コンドに目星を付ける – 実際に歩いてみる
・物件を探す – 具体的な探し方
.内見時の留意点
・契約締結時の基本情報・留意点
・当サイト目線でのワンポイント
予算を決める – ネットで大まかな相場を把握する
おすすめしたい情報サイト
先ずはネットで直近の賃貸相場を調べます。
物件情報提供サイトは多々ありますが、個人的にはProperty Hubをおすすめします。
理由はその他サイト比、物件情報の更新頻度が高く、また相場からかけ離れた情報が比較的少ないと思うからです。
賃料はロケーション、コンドのグレード、築年数、眺望、広さによりまちまちですが、ネットで物件情報を眺めていると自然に相場観が養われてきます。
相場を把握する – ワンポイント情報 1
以下セントラルパタヤのシンボル的コンド、The Base Central Pattaya直近の賃料相場です。
こちらはパタヤ賃貸相場の指標的存在との理解でおり、一つの目安にして頂ければと思います。
1ベッドルーム 30㎡ 17,000バーツ/月程度~(1年契約)
2ベッドルーム 50㎡ 40,000バーツ/月程度~(1年契約)
相場を把握する – ワンポイント情報 2
ネットで物件情報を眺めて頂くと判るかと思いますが、賃料を平米単価に直すと、どのエリアも概ね同程度です。
例えばセントラルパタヤより程近く、比較的ハイソなエリアとして知られるウォンアマットビーチエリアの賃料は、それ自体は若干割高ですが、その分広めのお部屋が多く、平米単価に直すとその他エリアと概ね同程度です。
意中のエリア/コンドに目星をつける - 実際に歩いてみる
仮に、パタヤ北方面ウォンアマットビーチからナジョムティエン辺りまでのビーチ沿いを、物件選びの中心とした場合、その間ざっくり20km程。
僅か20km程の間に北からウォンアマットビーチ、セントラルパタヤ、プラタムナック、ジョムティエンとそれぞれ特色のあるエリアが点在するのはパタヤの魅力の一つです。
これまで数多く、物件のご案内をさせて頂く機会がありましたが、エリアに関しての好みは人それぞれです。
先ずはご自身で実際に歩いて頂きエリアを選定、そしてそのエリア内でこれはというコンドに目星を付けて行かれてはと考えます。
エリア選び – ワンポイント情報
当面車、バイクを所有されるご予定の無い方は、巡回ソンテオルート沿いを考慮されてはと思います。
最近は配車アプリが充実しており、どこに住まれても移動に不自由を感じる事は少ないかと思いますが、ソンテオルート沿いは何かと便利です。
物件を探す - 具体的な探し方
大まかにご予算、コンドそれぞれの目星を付けられた後は、具体的な物件探しとなります。
以下主な方法です。それぞれ一長一短ありますので、ご自身に合った方法で探して頂ければと思います。
・インターネットで物件を探す
情報サイトは多々ありますが、上記の通り、パタヤに関してはProperty Hub一択でよいかと思います。
目星を付けたコンド名を入力すれば、簡単に検索できます。
・現地不動産会社に相談する
ようやくネットで探し出した物件の情報元に問合せを入れたが返信がない、返信があっても空いていないとのケースは少なくありません。
ご希望される条件を提示の上、不動産会社に相談は、効率性の観点よりおすすめです。
ご自身でネット検索し、一件毎に問合せを入れるという手間が省けます。
・現地で探す
コンドの管理事務所で物件を斡旋しているケースもあります。
目星をつけたコンドの管理事務所へ直接出向き、空き部屋情報を確認。
またコンド回りには大抵不動産会社がありますので、直接訪ねられるのも良いかと思います。
内見時の留意点
良い物件が見つかった後は、いよいよお部屋の内見となります。
以下月並みですが内覧時、個人的に最低限確認するであろう項目です。
・お部屋の向き :
パタヤ全般ですがシービューのお部屋は南西、西向きが多いです。
お部屋から気持ちの良いシービューはハイライトではありますが、その分西日が射す午後暑い点要留意です。
・備品の不具合等の確認 :
家電関係の不具合。据付家具の破損。ベッドマットレス、カーテン、壁の汚れ等。
・電気/水道代支払 :
電気代は電力会社へ直接、水道代はコンド管理事務所が一般的ですが念のため。
・Wi-Fi :
コンドに引き込みされているプロバイダー会社、手配方法の確認。
・ゴミ捨て場/エレベーター位置 :
出来ればそれらより離れたお部屋で。
⇒ 上記に加え、個人的には以下ポイントに重点を置きます。
・住人層
・民泊利用者(民泊に関し規制が厳しいコンド、緩いコンドがあります)
何れも実際に住んでみないとなかなか判りづらい点かとは思いますが、気持ちよく住んで行くにあったって何れも重要なポイントです。
コンドのロビー辺りに暫く座り往来を眺めていると、おぼろげながらそれらイメージが掴めてくるかと思います。
内見時、お部屋からの眺望、豪華な共有設備に圧倒されてしまうケースも少なくないかと思いますが、最終決定される前に、気休め程度となるかもしれませんが、これらも意識して頂いてはと思います。
賃貸契約締結時の基本情報
納得いくお部屋が見つかれば、契約の締結となります。
契約時借主様にご準備頂くのは、パスポートと賃料3か月分のみ。
通常保証人等要求される事はありません。
以下大雑把ですが契約締結時の基本的な情報となります。
前金(Advance payment) / デポジット(Deposit)
前金(家賃の1か月分)でお部屋の確保。
ご入居前にデポジット(家賃の2か月分)のお支払が一般的です。
・前金 (家賃の1か月分)
前金をお支払頂いた後、お部屋の確保となり、ご入居後初月分の賃料に充当されます。
なお借主様ご都合により、ご入居前契約キャンセルの場合は返却されません。
・デポジット(家賃の2か月分)
日本でいう敷金にあたるものです。
退去時、お部屋内にダメージ等がなければ、通常お部屋内・エアコン清掃費実費、加えて当月ご使用の電気・水道代を差引後、返却されます。
なお契約期間満了前に、借主様のご都合により退去される場合は返却されません。
賃貸契約書締結時の留意点
お部屋の管理会社より事前に契約書のひな形を入手の上、目を通して頂く事をおすすめします。
契約書はオーナー様が準備するケース、管理会社が準備するケースまちまちです。
何れの場合も、大抵同じような内容ですが、個人的には最低限、以下項目には目を通します。
・デポジットの返却条件
返却時期。清掃費用等、退去時差引かれる項目の確認。
・部屋内不具合発生時の費用負担
パタヤでは通常以下要領となっています。
- 消耗品(電球、リモコン電池等): 借主様負担
- 消耗品以外 : 借主様の扱いに起因するもの以外、オーナー様負担。
契約書により、上記が明記されているもの、いないものがありますので、明記されていない場合は、ご契約時に確認される事をおすすめします。
消耗品、それ以外を、対象金額により区分けしている契約書もあります。(例 : 1,000バーツ以下は消耗品扱い)
参考情報ですが、トイレのハンドシャワーの不具合は比較的頻繁に発生します。通常交換費用として500-700バーツ程度要しますが、消耗品扱いとしてオーナー様にて負担して頂けるケース、頂けないケースまちまちです。
当サイト目線のワンポイント
可能であればローシーズン中のお部屋探しを
リゾート地パタヤという土地柄故、ハイシーズンのみ短期での需要が多く、ハイシーズンとローシーズンで賃料、空き部屋状況が異なります。
パタヤのハイシーズンは11月頃から3月頃まで。
ハイシーズン後4-8月頃に、比較的良い条件での物件情報を多く目にします。
傾向としてハイシーズン入りを控える9月頃より強含み、そして空き部屋情報が徐々に減っていきます。
要注意!1年一括払い
契約締結前、先方から賃料値引きの上、1年一括払いの条件提示があった場合、先ずは詐欺まがいな話でないか疑ってみる事をおすすめします。
検証のしようもないのですが、魅力的なオファーであればなおさらです。
契約更新時ならまだしも、余程の理由がない限り、避けた方が無難です。
その他物件の探し方
ペット相談可のお部屋
ペット応相談のお部屋のお問合せを頂く事、少なくありません。
パタヤではRivieraグループのコンドは、ペットの大きさ規定がありますが規約上可となっていますが、最終的な受入の可否はオーナー様次第。やはりあまり多くありません。
不動産会社に問合せを入れて頂く、またペット可の物件が多い一軒家を併行して探される事をおすすめします。
アパート
セカンドロードよりサードロード方面に向かって、アパート物件も多くあります。
コンドと比べて割安な物件が殆どですが、難点は、やはりセキュリティー面と住民層。
そして、電気代がアパートオーナー様への支払となり往々にして割高な点等々ありますが、アパートもピンキリ、色々です。
慣れた方であれば、お試しで短期借りの上、よければ延長もアリかと思います。
物件探しは、アパートへ直接足を運んで頂いてが、手っ取り早いとの理解です。
最後に
充実のロングステイライフを送られるにあたり、”住まい”は最重要ポイントになるかと思います。
物件を選ばれるにあたり、ご希望・ご優先事項はそれぞれかと思いますが、今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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