パタヤ バンラムン病院で虫垂炎の手術
タイでの生活はかれこれ10年超となりますが、タイの病院での入院経験はこれまで2回程。
当時海外旅行保険に加入しており、自己負担はゼロでしたが、該当費用はそれぞれ以下の通りでした。
・1回目。鎖骨の骨折。バンコク病院で手術。その後4日間入院で総額30万バーツ超。
・2回目。食中毒。こちらもバンコク病院で3日間入院で総額4万バーツ。
今回、保険は未加入。近所の公立バンラムン病院で手術。4日間の入院費込で総額27,000バーツ程でした。
参考とされる方は多くはないかと思いますが、その折の情報をアップしてみました。

手術、入院とお世話になった10号棟
当日手術を受けるまで
当日深夜3時ころ激しい腹痛で目が覚める。
痛みがおさまらず、午後近所のバンラムン病院へ。
食中毒であれば、嘔吐、下痢の症状がでるはずですが、今回それらなく、遠い昔に経験のある結石だとばかり思っていましたが、1次検査の結果、虫垂炎の疑いありとの事。
盲腸は全く想定しておらず、急ぎネットで調べてみたところ、まさにその通りの症状。
その後、担当医にて超音波診断して頂いた結果、虫垂炎。即摘出手術をとの話となりました。

先ずは総合案内で受付
当日ブッタの日で一般外来は受け付けておらず、緊急扱いで対応して頂きました。
その分、空いており、待ち時間殆どなく診断して頂けたのはラッキーでした。
バンラムン病院
パタヤバンラムン地区の公立病院で、こちらの病院ではこれまで2度程お世話になっていました。
1度目はジョギング中転倒してしまい、流血が止まらず応急処置、そして破傷風予防接種。
2度目は食中毒で、殺菌注射処置。
それぞれネガティブな印象は全くなく、また虫垂炎の手術はごくごく簡単な類との先入観があった事、加えて現在保険未加入で、例えばバンコク病院へ行けば軽く100万円コースであろう事が頭の中をよぎった事、そしてとにかく腹痛がきつくこれから他の病院へ行くという選択肢は考えられず、同病院にて手術をして頂く事に。
手術前に概算費用の説明あり、デポジットとして3万バーツを支払。
またその折、入院時個室を希望する場合は1泊4,000バーツ程アップとの説明がありましたが、その折はべらぼーに感じ一般病室を選択。
手術。そして一般病室へ
程度により開腹或は腹腔鏡手術がある様でしたが、今回全身麻酔後の開腹手術でした。
病院へ到着が午後2時ころ。手術開始は午後5時半。
心の準備をすることなく手術室へ。
当方の気を紛らわせてくれようとしていたのか定かではありませんが、付き添いの看護士さんが近々日本へ旅行へ行くとの話をずっとしていました。
麻酔注射する前にその旨看護士さんから、これから注射するとの説明を受け、その後気づいたのは多分2時間後、手術完了後でした。
一般病室へ
一間6ベッド、それが5間程ある男性専用の病室でした。
麻酔が切れたあとの痛みがきつく、手術後鎮痛剤処置。

お世話になった23番ベッド
病室内は、パタヤという土地柄か、外国人も数名。
ステーキ食べさせろと駄々こねる○○ファラン。
気管支障害か、苦しげなぜーぜー呼吸音が夜通し響き渡る室内。
パーティーでもしているのかの様に賑やかな、深夜に始まる夜勤看護士さんの休憩時間。
日中は病棟拡張工事中か室内に響き渡る工事音。そして従業員をどなりちらす親方の怒声。
それら健康体であれば流せるのでしょうが、手術後の腹痛で寝返り打つのもままならない状況下、かなりハードでした。

内臓系患者は3食おかゆ。それ以外はおかゆ、焼き飯が交互にでした。

室内は空調無し。天井に扇風機のみ。夏場はきつそうです。

病院でお世話になったタイ人がそのお礼に扇風機を寄付の話は聞いたことありましたが、今回その理由がよく判りました。
そして、入院費用の持ち合わせのなく、雇い主に連絡するも繋がらず、帰るに帰れない若い出稼ぎミャンマー人が、ベッド向いに。
タイ語が拙く、おそらく来タイ後、日も浅そう。
来ないであろう出迎え人を探しているのか、遠い祖国を思っているのか、何時も窓際に座り外を眺める後ろ姿を見て、なんともやり切れない気分に。
大分古いのですが、映画カッコウの巣の上でを彷彿させられた濃い4日間でした。

この窓際でいつも外を眺めていたミャンマーの若者

窓の外はスクンビット通り方面
当初3日目には退院と聞いていましたが、腫れがひいていないとの事で1日延長。
退院の許可頂いた折は思わずガッツポーズ (^O^)/
退院後
退院後、術部消毒で1週間程毎日通院。その後抜糸。それぞれ450バーツ/回。
抜糸後3週間後にフォローアップ検診となります。
最後に
先ずは一外国人を受け入れてくれた病院、そして不愛想ながら色々世話して頂いた看護士さんたちに感謝の一言です。
タイという国の懐の深さを改めて感じさせられました。
パタヤという土地柄、そして年齢による海外旅行保険の加入制限もあってか、外国人をよく見かける病院で、バンコク病院とこちらを使い分けている、親しい金持ち老ファランもいます。
振り返って貴重な経験をさせて頂いたとも思いますが、やはり結構ハードで、もっとタフに生きて行かなければと感じさせられたと共に、年齢的な体の衰え、老いを感じる昨今、これからの事を色々考えさせられた一件でした。
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